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京都音楽博覧会 2007.9.23 梅小路公園 (1)

無事に帰ってきました。風邪ひいたのか疲れたのか、今無性に眠いんですが、気持ちが新鮮なうちに書けるだけ書いておきます。音博メインで。

下記の通り大阪に泊まることになったので先に大阪に行って、ホテルに荷物を預けて、京都に行って、ぶらぶらしてるとこでチケットがホテルの荷物の方に入ってることに気がついて、慌てて大阪へ。で、また京都へ。京都駅から梅小路公園まではちょっと距離があるけど、道々に目立つ黄色のTシャツを着たスタッフが矢印看板を持って立っててくれるので迷わず着けます。

駅から向かって入る公園の入り口とは逆側の入り口にリストバンド交換所があって、ステージを横目に公園を延々と横断。面倒~と思ったけど、公園を通りながら「あ、この辺で休める」「ここまで来ればそんなに人もいなくて座れるな」と全体像がつかめて来て、これはなかなかうまい仕組みかも。私が着いたのは13時頃で、この時はリストバンド交換所はもうガラガラですぐ交換してもらえた(開場は11時でした)。

とにかく体調が悪い時はしっかり食べないと!と思い、飲食スペースの屋台に並ぶ。すごい列だけど混乱はなくスムーズ。ちなみにチケットを持っていないと入れないのはステージ・観客用のスペースだけで、チケット無しでも食べ物買って音を聞くことはできる状態でした。なんか面白いかも。で、屋台に並んでる間に通り雨。どかーっと降って、あがる。その間に食べて、充電完了。酒も飲みたかったけど見つけられずあきらめる。

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さて、ステージ。私が会場に入った時にやっていたのは Jason Falkner。雨上がりに爽やかな歌声と曲がよく合う。会場は後ろまで人で埋まってはいるものの、前まで行こうと思えば入っていける。1ステージしかないから人が動かないんじゃないかと不安だったけど、大丈夫だ。

Jason Falkner の後、少しだけ待ってすぐに目当ての Cocco が登場。ギターの人と二人で弾き語り。一曲目の「強く儚い者たち」でなんかもう泣きそうになる。久しぶりに生で聞くCoccoの歌声と、雨上がりの野外のキラキラした空気とこの歌が見せる映像とやるせなさに胸が締め付けられる。この歌を生で聞けるなんて、生きてればいいことあるなぁ。次は「小さな町」で、ある意味Coccoらしく、力強い。弾き語りという形態でより生々しくなってたなぁ。初めての京都で浮かれてるなんて話を本当に楽しそうに話しながら、沖縄民謡や「ハレヒレホ」を楽しそうに歌っていく Cocco が本当に本当に素敵だった。最後に「ジュゴンの見える丘」。沖縄の米軍基地の話、ジュゴンの話も、聞くことができてよかった。

Cocco の後はこれまたほんのちょっとだけ待ってすぐに小田和正が登場。小田さんもギターの人と二人で弾き語りスタイル。で、ギターの方の紹介としてやらせた曲が「ラブストーリーは突然に」のイントロ!ちゃかちゃーん♪ってやつです。会場全体どよめき、歌もちょこっと歌ってくれて大盛り上がり。あれを弾いた人か!と皆納得だったのだけど、さらに、"佐橋くん"と呼んでいたので私はもしかして...?と思い、帰ってから確認したら当たり。佐橋佳幸さんだったんですね。私にとって佐橋さんといえば渡辺美里への楽曲提供とギターで気になっていた人。まさかここで出会えるとは。生きてればいいことあるなぁ(2回目)。

その後、新曲「心」から始まり、今の状況にぴったりな曲を...と歌いだした♪雨上がりの空を見ていた(「たしかなこと」)で「おおー」と客がうなるのにびっくりして笑い出してやり直し。いや、こんな状況って今までほとんど無かったんじゃないかしら?もちろん小田さんファンと思われる人もいっぱいいたけど、全体で見ればそこまでファンじゃないって人もきっとけっこういて。で、ギターでのイントロだけでは曲が分からず、でも歌を聞けば皆分かって、「ああそれか!」ってうなったわけで。小田さんはそれを肌で感じて、面白かったり照れ臭かったりしたんだと思う。

で、この曲の前に自分で雨男だと言っていたのだけど、その通り。また雨が降り始めてしまいました。私は晴れ女な方だけど、かなわんな。

それにしても。「還暦おめでとう」というボードを持ったファンが映し出されていたけど、そうですか、還暦ですか。それであの歌声はすごい。切ない、やるせない美声に不覚にも感動。甘甘な歌詞があまり好きじゃなかったのだけど、生で歌声を聞いて納得してしまった。この声ならあの歌詞しかないわ。いい声はそれだけで宝なのだと思った。途中からくるりが出てきて、くるりの「ばらの花」、小田和正の「恋は大騒ぎ」を。どっちも素敵だった。「恋は大騒ぎ」を歌う岸田さんはちょっと苦しそうだったけど(音程が高いよな~)、「ばらの花」を歌う小田さんのしっとり落ち着いた感じはこの曲が若者だけのための歌ではないことを体現していたと思う。MCはある意味還暦らしい、落ち着いて自然体で楽しそうで、さすがベテラン。

......長くなってきたのと本格的に眠くなってきたので今日はここまでで失礼します。おやすみなさい。


京都音楽博覧会 IN 梅小路公園 [公式サイト]

by marinji | 2007-09-24 23:30 | 音楽の日  

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