サマータイムマシン・ブルース (映画)

三連休の間に、映画を2本観まして。
このどちらも予想外に面白かったので、まずはまだギリギリ公開中のこの映画の紹介を。

『サマータイムマシン・ブルース』

渋谷のアミューズCQNで14日(金)まで公開してます。
なんと、クーラーのリモコンを持って行くと1,000円で観れるというサービスあり!
当然持って行きました。あなたもリモコン持って、是非!
【追記】宮崎ピカデリーも14日まで。新宿武蔵野館はレイトショーでしばらく上映。

もともとは芝居の作品で、その映画化なのですが、
あらすじを読んだ時には「これは映画化が難しいんじゃないかな」と思っていたのが
映画を観た後には「これを舞台でやるのは難しそうだ」に変わってました。
そう思うぐらい、映画としてよくできてるし、面白かった。

細切れに次々と映し出される出来事。
面白いけど、ん?これって何?どういうこと?と思って観ていると、
徐々に、パズルが解けるように、というか、
7並べで誰かが止めてた「7」が出た後というか、
アタック25で角を取れた時というか (しつこいうえに意味不明ですいません)、

話が、走り出すのだ。

「え?どうなっちゃうの?」
「ああ、そうするのか!」
「えー、でも、あわわ、まずいまずい」
「わー、あれはそうだったのか!」

まるで自分自身が登場人物たちと一緒に悩んで行動してるみたいに手に汗握ってしまう。タイムマシンで、壊れる前のリモコン(クーラーの)を取りに行くというかなりショボイ行動なのに、タイムスリップの問題点や時間の流れについての疑問がうまく盛り込まれて、数学の問題を説いているようでもあるし哲学的でもあるかもしれない。ラストに向かって(またはスタートに向かって)、収束していく流れがスリリング!

話の展開も登場人物たちのキャラクターも無茶苦茶なようできちんと作り込まれていて、ゲラゲラ笑えるのにどこか理路整然としている・・・という不思議な気持ちよさ。一本筋が通っているというか。あ、それって時間軸か。

突拍子も無い話の展開は芝居向きで、映画で再現すると嘘っぽくなってしまいがちだけど・・・眩しい夏の青空と草の緑と照りつける日差しと大学のキャンパス(部室)、五重塔と銭湯と名画座がある町並み、いつか自分がそこに居たような気がする風景が、見事。自分も昔こんな経験をしたことがあるような気がしてしまうぐらい現実味がある。男の子たちの汗でびしょぬれのTシャツも、リアル。大学生の夏の出来事なのだけど、彼らに関わる大人たちもそれぞれにいい味出してます。

本広監督、音楽でリズムをつけるのがうまい人ですね。それから、バック・トゥ・ザ・フューチャー、スタートレック、ガンダムなど、SF的なコネタもちょこちょこと散りばめられていてニヤリ。


●あらすじ(パンフレットより);
マジに暑すぎる夏、とある大学の「SF研究会」部室、SF研究などせずぐったりと夏休みを過ごす5人の男子学生と、2人の女子写真部員。前日にクーラーのリモコンが壊れて猛暑に悩まされるなか、ふと見ると部屋の隅に突如タイムマシンが!!!!! 「ためしに昨日に帰って壊れる前のリモコン取ってこよう」と軽い気持ちで乗ってみたら、さぁ大変、想像もつかないような事態が次々と巻き起こって…!?

映画公式サイト
アミューズCQN、サマータイムマシン・ブルース情報
●元の芝居は → ヨーロッパ企画


【追記】上記のヨーロッパ企画のサイトで芝居版の『サマータイムマシン・ブルース』DVDを購入することが出来るのですが( ヨーロッパ企画第13回公演、2,500円)、「現在、品切れのため、再プレス中です」とのこと!映画を観て、芝居のも観てみたくなった人続出!?私もその一人。欲しいなー。(2005.10.16現在)
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by marinji | 2005-10-12 01:02 | 日々の徒然  

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