タグ:美術展等2016 ( 6 ) タグの人気記事

 

[美術展] 広重/洛中洛外舟木本/ファンタスティック江戸絵画/西美常設/チームラボ@ひらパー

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2016年5月に見た美術展等。5月は感想をまったくメモしていなかった。なので、思い出し書き。


広重ビビッド (2016/4/29-6/12、サントリー美術館)

分かりやすいタイトルのとおり、色が鮮やかでした。展示は広重だけでなく、北斎、国芳なども。それぞれがよく使う色(他の人はあまり使っていない色)も感じ取れてきたり。基本的に風景画、名所絵を集めた展示で、現在の状態が一緒に写真で展示されていて比較できたのが面白かった。すっかり変わってしまったところもあるし。

広重の『六十余州名所図会』『名所江戸百景』だけじゃなく、北斎『千絵の海』10図を見ることができたのは貴重でした。日本化薬株式会社元会長・原安三郎氏のコレクションだそうです。

>>> サントリー美術館


平成28年新指定 国宝・重要文化財 (2016/4/19-5/8、東京国立博物館・本館)

洛中洛外図屏風(舟木本)が国宝に!ということで見に行きました。ちょっと照明が暗い?前に見た時より地味に見えてしまったけど、あのぎゅうぎゅう感は健在!(当たり前だけど)

>>> 東京国立博物館


春の江戸絵画まつり ファンタスティック (2016/3/12-5/8、府中市美術館)

後期は小泉斐の「竜に馬師皇図屏風」がすごかったなー。なんなんだろう、あれ。それと色々な人の描く月もよかった。柴田是真はやっぱり好き。府中市は幅広く集めてくるところがすごいなぁと思うんだけど、応挙が多めなのも嬉しいです。

>>> 府中市美術館
>>> 大田原市:紙本墨画 竜に馬師皇図(小泉斐)


国立西洋美術館・常設

府中市美術館から都美の若冲展にハシゴしようとしたら50分待ち。GWだから混んでるのかしらとあきらめて、西洋美術館の常設へ。5月はまだ世界遺産にもなる前なので、空いてて見やすかったです。久しぶりにモネの部屋でじっくりのんびり。ロンドンのナショナル・ギャラリーに貸し出されていた作品「陽を浴びるポプラ並木」も戻ってきてました。

余談ですが、若冲展の50分待ちは後から考えると短い方だったかも。並んでみればよかったか。

>>> 国立西洋美術館


チームラボ★アイランド 踊る!美術館と、学ぶ!未来の遊園地 (2016/3/12-6/6、ひらかたパーク)

ひらかたパーク、通称ひらパー。V6岡田准一が"超ひらパー兄さん"を務めるひらパー。気になってたところにチームラボの企画展、そして西日本側へ行く用事があったので、これ幸いと寄ってみたのでした。

基本的には同タイトルの科学未来館(東京)での展示と同じ。それぞれの作品が何かしらバージョンアップされていたりして、二度目でも面白い。しかも東京と比べると空いてたし(これはタイミングも良かったのかもしれないけど)。それぞれじっくり楽しみました!「追われるカラス、~」も相当見ました。たぶん見過ぎ。スマホで表示内容を指示できる「クリスタル・ユニバース」も空いていたこともあって他の客との取り合いみたいになることなく楽しめて、やめられない止まらない状態になりかけたり。面白かったです。

>>> ひらかたパーク
>>> teamLab★


*写真は東京都美術館。若冲展の待ち行列越しのチームラボ「Nirvana」。若冲展用の特別展示でした。
*年が明けましたがこちらはまだまだ昨年5月です。
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by marinji | 2017-01-17 23:09 | 美術展・博物展のはなし  

[美術展] モランディ/江戸絵画/お花見/オートクチュール/藝大/アフガニスタン2展/若冲/燕子花

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2016年4月に見た美術展等。今年は日伊国交樹立150周年記念の企画展がいっぱいあったけど、ジョルジョ・モランディが一番好きかも。


ジョルジョ・モランディ ―終わりなき変奏 (2016/2/20-4/10、東京ステーションギャラリー)

イタリアの近現代の画家。ポスターに載ってる作品のバリエーション違いのような作品がずらっと続くのだけど、これが不思議と飽きなくて、いいなあと思えてくる。逆にどこかの美術館の常設展示の中に一枚だけあったら私はこれをいいと思えるかしら、と考えたりもする。まとめて展示してくれたことに感謝。見てるうちにいつのまにか好きになっちゃう。日伊国交樹立150周年記念。

>>> 東京ステーションギャラリー


ファンタスティック 江戸絵画の夢と空想 (2016/3/12-5/8、府中市美術館)

前期終了前に駆け込み。恒例の春の江戸絵画祭り、今年はファンタスティックってちょっと雑じゃありませんかね、と思ってたけど、様々なファンタスティックの解釈が面白く。これは後期も行かねばと思ったのでした。

いわゆる画家の作品だけでなく、仙台三代目藩主が描いたものなんかもあって、相変わらずラインナップが面白い。練馬区美術館とBunkamuraで取り上げられてる国芳の作品も数点ありました。

>>> 府中市美術館


博物館でお花見を (2016/3/15-4/10、東京国立博物館)

桜があしらわれたり描かれたりしている作品が展示されます。庭園開放もあって本物の桜も。

桜の時期で、天気もよくて、ということで子供連れや老夫婦や外国人観光客が多く、みんなそれぞれに好きなものを楽しんでいる感じですごくよかった。にぎやかなんだけどガツガツしてなくて。そして刀と甲冑は人気。

古田織部作の茶杓が展示されていて驚きました。織部焼の展示はよく見るけど、本人作の作品はあまり見掛けないので。さらに別の部屋には書状も。そしてその近くには本阿弥光悦のと俵屋宗逹の書状も。花の季節だけど琳派の作品が無いなと思ったら、書のコーナーにいるなんて!にくいわ。

縄文の女神の展示もうっとりでした。

>>> 東京国立博物館


PARIS オートクチュール ―世界に一つだけの服 (2016/3/4-5/22、三菱一号館美術館)

デザインや素材の移り変わりも面白かったけど、特定の誰かのために作られたドレスたちの持ち主を想像するのがまた楽しかった。サイズもそれぞれ全然違って、背が高いなーとかウエスト細!!とか逆にお腹まわりカバーしてるな~とか。いろいろな角度からどう見えるかっていう楽しみもありました。背中がバーンと開いてたり。

ブランドの相関図も面白かったな。作品の紹介にも、〇〇が△△にいた時の作品、みたいな記述があったりして。

>>> 三菱一号館美術館


藝大コレクション展 -春の名品選- (2016/4/2-5/8、東京藝術大学大学美術館)

東博・黒田清輝展のコピーが「教科書で見た。でも、それだけじゃない。」ですけど、それを言うなら断然高橋由一の鮭だと思うんです!(それか岸田劉生の麗子像) というわけで見てみたかった藝大所蔵の鮭を見てきました。いやー、いい。鮭、いい。油彩を学んで描くのが鮭ってなぜなんだ。そしてじわっと、鮭の皮や身のねっとりとした質感が迫ってきて、とりあえず酒でも飲みたくなってしまった。青木繁の自画像もまた味わい深くて、向かい合って飲みたくなるわけです。

看板に使われている有元利夫「私にとってのピエロ・デラ・フランチェスカ」がなんとも不思議で好きになってしまいました。有元利夫さん、調べてみよう。

展示スペースは地下の一室のみでしたが430円だしなかなか面白かったです。ちなみに東博・黒田清輝展には行ってない。

>>> 東京藝術大学大学美術館


【アフガニスタン特別企画展】 素心 バーミヤン大仏天井壁画 ~流出文化財とともに~(2016/4/2-6/9、東京藝術大学大学美術館・陳列館)

この展示のことは知らなくて、藝大コレクションのついでに何かやってるみたいだから無料だし見てみるか…ぐらいの気持ちだったんです。が、天井画の原寸大3D復元は圧巻でした。しかもそれがあの大仏の頭の上の天井画なんですと。ということは自分は今、大仏の頭の上に立っているようなもの?右、左、上には復元された壁画。正面に広がるのは、アフガニスタンの風景(数ヵ月前に撮影された映像とのこと)。大仏の上に立ったら、こんな風なのか…と思ったらうわーーーっとなりました。あのバーミヤンの大仏、現存していたとしても登りにいく機会なんてあったかどうか。まして爆破された今となっては…ということで、貴重な体験でした。

アフガニスタンから海外へ流出した文化財、藝大の学長だった平山郁夫さんが働きかけて保護・保管していたのだそうです。それらの一部は藝大で修復されていて、アフガニスタンへ返還することが決定されたとのこと。すごいな。

>>> 東京藝術大学大学美術館


黄金のアフガニスタン ~守りぬかれたシルクロードの秘宝~(2016/4/12-6/19、東京国立博物館・表慶館)

これはもう!金の装飾品の数々が本当にかわいくて萌え萌えキュンキュンでした。展示・解説も丁寧で見応えあり。紛争から文化財を守った博物館員の話もすごいけど、ティリヤ・テぺに埋葬されていた金の装飾の数々がかわいくてかわいくて。ドラマが無くても、純粋に胸キュンなのでした。でもこうやって見ることができるのはきっと、博物館員の人たちが命がけで守ってくれたからなんだろうな。

意外に混んでました。本館の所蔵品展示には上村松園の「焔」が。大好きです。

>>> 東京国立博物館


生誕300年記念 若冲展 (2016/4/22-5/24、東京都美術館)

初日の金曜日夜間展示で行きました。運良く入場待ちは無し!でも中は人でいっぱい。グッズショップは購入まで一時間待ちとか(図録だけは別の階でほぼ並ばずに買えた)。すごい人気ですね。期間が一ヶ月だけっていうのが大きいのかな。

人は多かったけど、大きい作品が多かったので「人の頭ばかりで何も見えなかった」っていうことはなく、そこそこちゃんと見ることができました。作品名も高い位置に記載されてたので分かりやすかったし。混雑を想定して工夫された展示だと思います。そういえば、作品解説が無かったような。読み込み渋滞防止?

バリエーション豊かに作品が集められていて、とにかく面白かった。特に動植綵絵が全部集められた部屋はすごい。まさか一度に全部見ることができるとは思わなかった。そしてプライスコレクションもあり、お寺の襖絵もあり、MIHO所蔵の鯨と白象の屏風あり、京博所蔵の野菜の涅槃図もあり(後期のみ)。代表作はほとんど全部出てるような。

いろいろ見た結果、自分は黒と白のみの版画が一番好きでした。デザインがパキッとしてていい。描かれてるのが野菜だったりするのがまた好き。

もう一回見たかったけど、この後3時間待ちとか4時間待ちとか言われるようになってしまったので、あきらめました。

>>> 東京都美術館


歌をまとう絵の系譜 国宝燕子花図屏風 (2016/4/13-5/15、根津美術館)

毎年、庭のカキツバタが咲く頃に燕子花図屏風を展示する企画展。一年前が超豪華だったこともあって今年は少し地味に見えるラインナップでしたが、改めて歌・物語を背景とした作品であるという点から燕子花図屏風を味わうのが新鮮でした。

庭は藤が満開。応挙の藤の屏風もまた見たいな。カキツバタはぼちぼちでした。

>>> 根津美術館


*写真は東京国立博物館の庭園。普段は入れないんですが、お花見期間は入ることができます。
*今年内に全部投稿したかったけど、無理そう。
 
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by marinji | 2016-12-31 22:02 | 美術展・博物展のはなし  

[美術展] カラヴァッジョ/宮川香山/ブックデザイ/ガレ/ほとけ

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2016年3月に行った美術展等。カラヴァッジョと宮川香山、よかった。好き。


日伊国交樹立150周年記念 カラヴァッジョ展 (2016/3/1-6/12、国立西洋美術館)

有名な作品がいくつも来てるし、他の画家の関連作品もそれぞれ魅力的だし、古文書に記されてる裁判のエピソードも面白くて、痒いところに手が届くというかなんというか…カラヴァッジョ好きな人が次々と作品を紹介しながらいろんなエピソードを語ってくれるみたいなそんな展示で、とにかく面白かった!
 
まだ始まったばかりの初金曜日夜間展示なので混んでるかなー来週か再来週の方が落ち着いてるかなーと考えてたのに、どうしても見たくなって行ってしまいました。やっぱりそこそこ混んでたけど満足。

>>> 国立西洋美術館


没後100年 宮川香山 (2016/2/24-4/17、サントリー美術館)

初めて見たけどとにかくすごい。焼き物であの猫の表情…鳥も細かいし動き出しそうだし。で、これだけ盛り盛りな陶器を焼いておいて、その後はつるっと美しい磁器を焼いちゃうところがまた憎い。変態だな。壺の良さとか正直分からないんですが、宮川香山さんの作品はびっくりの連続でした。明治の陶芸家で、海外でとても売れた人なのだそうです。気になって3月中に2回見ました。

>>> サントリー美術館


祖父江慎+コズフィッシュ展 ブックデザイ (2016/1/23-3/23、日比谷文化図書館)

後期。驚きがいっぱい。『吾輩は猫である』の比較展示、改行の多さだったり、字下げだったり句読点だったり、回ごとに変っていって洗練されていくのが面白かった。まだまだ定まってない頃だったんですね。

>>> 日比谷図書館


ガレの庭 花々と声なきものたちの言葉 (2016/1/16-4/10、東京都庭園美術館)

宮川香山に近いことをガラスでやるとガレなのかなと思ってたら、この二人は時代が被ってて、何度か同じ万国博覧会にも出品してるみたい。二人が直接会ったことはないだろうけど、何か影響しあってたら面白いな。

アールデコの邸宅に家具のように飾られる(展示される)ガレ作品が新鮮でした。自然光で見るのも新鮮。それにしても、香山もガレも、工房の職人さんたちの腕がすごいわ。

>>> 東京都庭園美術館


ほとけの教え、とこしえに。 -仏教絵画名品展- (2016/2/27-3/31、根津美術館)

仏画いろいろ。曼荼羅もいろいろで見応えあり。しかし根津のコレクションは幅広いな。旧竹田宮家のおひなさまも素敵でした。

>>> 根津美術館


*写真は西美のカラヴァッジョ展看板。夜の雰囲気が好き。世界遺産前。
 
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by marinji | 2016-12-28 00:53 | 美術展・博物展のはなし  

[美術展] 水/デジタルメディア/大原美術館/ダヴィンチ/村上隆

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2016年2月に行った美術展等。1月に比べるとあまり行ってない。けど濃い。


水 神秘のかたち (2015/12/16-2016/2/7、サントリー美術館)

最終日にもう一度。混んでた。展示は前期の方が濃かったな。日月山水図屏風だけでなく、宝珠の箱も無いとは…。その分、ゆったり見れるようになっていた気はする。

>>> サントリー美術館


デジタルメディアと日本のグラフィックデザイン その過去と未来 (2016/1/29-2/14、Tokyo Midtown DESIGN HUB)

デジタルな表現の変化(進化)、限られた機能の中で発揮されるデザイン性。今見ると、「うわ、これだけ?」と思うものもあるけど、だからつまらないとは限らなくて、何でもできればいいっていうものじゃないというか、制限があることの面白さもあるかな。

>>> Tokyo Midtown Design Hub 東京ミッドタウン・デザインハブ



はじまり、美の饗宴展 すばらしき大原美術館コレクション (2016/1/20-4/4、国立新美術館)

東京メトロミステリーラリーで5駅まわって、「はじまり、美の響宴展」へ。行ってみたかった大原美術館(倉敷)のコレクションがわんさかと!大原美術館といえばのエル・グレコ「受胎告知」も、モネ本人から購入させてもらったという「睡蓮」も来てる。びっくりするぐらい出し惜しみなしのラインナップ!ありがたや。

ジャクソン・ポロックやマーク・ロスコなど印象派以降の近現代の西洋の作品もあり、日本の近現代の作品も豊富にあり、大原美術館のコレクションの幅広さに驚いた。最後の日本の現代アートも良かった。ただ、画面は大きくなる一方なんだけど、内容がそれに見合ってないというか。いくつかは大味だなぁと思ってしまった。グレコやモネのほうが画面が小さくても存在は大きく感じた。花澤武夫「レッツ グルーブ (聖アントワーヌの誘惑)」は好き!

>>> 国立新美術館


レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の挑戦 (2016/1/16-4/10、江戸東京博物館)

つっこみながら見るのが楽しい。一人の人間として実際に存在していたんだなということが伝わってくる展示。他の人による模写の相違点が味わい深い。片方には描いてあってもう片方には描かれていない物体があったりとか。後、やっぱりどうにもこうにもレオナルドのレベルには届かないなぁっていうこととか。

>>> 江戸東京博物館


村上隆の五百羅漢図展 (2015/10/31-2016/3/6、森美術館)

好きなのか嫌いなのかは自分でも分からないのだけど、とにかくすごいなと思った。好き嫌いの先にある。色や塗りがすごく綺麗で、それは意外だった。江戸時代の画家が今生きているとしたら、こういう手法を採用して描き尽くしたのかもしれないなと思う。

制作過程が分かる資料・映像展示も面白かった。まるで大工房のようだし、アニメ制作のようでもあるし。大きさにも納得感があった。それにしても五百羅漢図が個人蔵って!あの大きさで。

もっと前に一度見に来ておけば良かった。1ヶ月ぐらい寝かせてからまた見てみたかった。

>>> 森美術館


*写真は地下鉄銀座駅。ラリー楽しかった。
  
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by marinji | 2016-12-26 23:54 | 美術展・博物展のはなし  

[美術展] 初もうで/ボッティチェリ/始皇帝/よそほい/五百羅漢図/ブックデザイ/プラド

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今年こそはタイムリーに感想をアップしようと思っていたのに、気が付いたらほぼ一年経ってた。2016美術展ベスト10をチェックしてる場合じゃない…!ということで大急ぎでこの一年の感想を投稿。手帳等にメモしていたものはそれを転記、書いてなかったものは何か一言。2016年1月の続き≪後半≫。


博物館に初もうで (2016/1/2-1/31、東京国立博物館・本館)

毎年恒例。今年の干支、猿は多く描かれてますね。今年は葛飾北斎の富嶽三十六景から有名作3点の展示がありました。北斎はやっぱり、どこか気持ち悪い。って語弊があるけど。書き過ぎというか…綺麗に収めない感じ、でもだからこそすごいというか惹かれるのかなと思います。

柴田是真の作品があって嬉しかったな!ざばっと描かれた猿・馬、それと近代絵画コーナーの「雪中の鷲」、それぞれ黒が効いてて素敵だった。

>>> 東京国立博物館


ボッティチェリ展 (2016/1/16-4/3、東京都美術館)

作品は揃ってた気がするのだけど、寝不足だったせいか内容が全然頭に入ってこなかった。。。もう一回見てみたい。

去年のBunkamuraの「ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美」が好きだったので、"日本初の大回顧展"というコピーになんぼのもんじゃい!と思ってしまったというのもあるかも。

構成:第1章「ボッティチェリの時代のフィレンツェ」、第2章「フィリッポ・リッピ、ボッティチェリの師」、第3章「サンドロ・ボッティチェリ、人そして芸術家」、第4章「フィリピーノ・リッピ、ボッティチェリの弟子からライバルへ」。フィリッポ・リッピ、フィリピーノ・リッピを見られたのはよかった。

>>> 東京都美術館


始皇帝と大兵馬俑 (2015/10/27-2016/2/21、東京国立博物館・平成館)

そこまで興味があったわけじゃなかったのに、気付いたら「兵馬俑大好き!むしろ俺が兵馬俑だ!」みたいな気持ちになってた。きちんと秦の説明から始まって、ぐいぐい引き込まれました。

構成:第1章「秦王朝の軌跡 周辺の小国から巨大帝国へ」、第2章「始皇帝の実像 発掘された帝都と陵園」、第3章「始皇帝が夢みた「永遠なる世界」兵馬俑と銅車馬」。それにしても"秦の始皇帝"って言葉、久しぶりに目にした!たぶん高校の世界史の授業以来。

>>> 東京国立博物館


祝いのよそほい (2016/1/15-2/21、POLA MUSEUM ANNEX)

昔の化粧道具や着物、嫁入り道具などポーラのコレクション展示。その会社の事業に関連するコレクションは味わい深い。展示リストに各作品の説明が書き添えられていて、感動。

>>> POLA MUSEUM ANNEX


狩野一信の五百羅漢図展 (2016/1/1-3/13、増上寺宝物展示室)

ヒルズで開催中の村上隆さんの五百羅漢図展の前に見てみたかった。ポスターどおり、強烈。

>>> 増上寺宝物展示室


祖父江慎+コズフィッシュ展 ブックデザイ (2016/1/23-3/23、日比谷文化図書館)

ほぼ日に会場設置中継が載っていたので気になって。本の装丁が出来上がるまでを垣間見る。祖父江さんと知らずに持ってる本がいくつかありました。樹なつみとか。

ちなみに配布予定だった冊子は間に合わず、2/10頃から配布とのこと。

>>> 日比谷図書館


プラド美術館展 (2015/10/10-2016/1/31、三菱一号館美術館)

サイズ的に小さい作品が中心の展示なので、空いてるタイミングで見ることができて良かったです。ひとつひとつ見入ってきました。うっとり。

各作品がどうやってプラド美術館所蔵になったのかという情報が書き添えられていたのが面白かった。フェリペ二世が好きで集めてたというティツィアーノとボスは王室コレクションで、好きじゃなかったらしいエル・グレコは後の時代に購入されていたり。他には納税の代わりとか。ブルボン家でフランス絵画になった瞬間、私にとってちょっとつまらん絵になるものいい。時代の流れが分かる気がした。ベラスケスやゴヤの作品も見ることができて嬉しかった。プラドだから当然といえば当然だけど、スペイン絵画は見る機会が少ない気がするので。

>>> 三菱一号館美術館


*写真は東京国立博物館にて、釈迦涅槃像。それにしても1月はいっぱい行ってたな。
 
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by marinji | 2016-12-26 22:40 | 美術展・博物展のはなし  

[美術展] 松竹梅/水/ラファエル前派/ワイン展

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2016年1月に見た美術展等≪前半≫。最初は東博かなと考えていたんですが、とある用事で行ったレストランの目の前が根津美術館だったので、根津さんから。


松竹梅 -新年を寿ぐ吉祥のデザイン (2016/1/9-2/14、根津美術館)

お正月らしく、松竹梅と干支の猿が描かれた作品と、華やかな能装束の展示。去年の羊と違って、猿は描かれてますねー。刀や印籠にあしらわれてるのも素敵でした。庭園も冬らしい佇まいで落ち着く。百椿図の展示も華やかでお正月ぽくていいですね。

>>> 根津美術館


水 -神秘のかたち (2015/12/16-2016/2/7、サントリー美術館)

二回目。1/11で展示終了の日月山水図屏風を見納めに行ったら、1/7から展示開始の宇賀神像が強烈過ぎて…本来は年二回しか開帳しない秘仏だそうですが、なんというか…夢に見そう(もちろん悪夢)。弁財天も、あんなの頭に乗せてる場合じゃないと思うよ!いやー、びっくりした。宇賀神像については、説明したいけどネタバレしたくない。何も聞かずに見て欲しい。あんなに近くでじっくり見れる機会は少ないんじゃないかと思うし。

宝珠をしまっていたという箱だとか、龍が絡みついている剣だとか、神聖で、ある意味オカルトっぽいものがこれでもかと並んでいてクラクラしてきます。最後に水の聖地ということで宮島などが描かれた屏風があるんですけど、そこに描かれる人々の営みにほっとしてから出ました。

>>> サントリー美術館


リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展 (2015/12/22-2016/3/6、Bunkamuraザ・ミュージアム)

ラファエロ前派、好きなんです。ミレイ、ロセッティ、バン・ジョーンズ、ムーア、ウォーターハウスと有名所が揃ってて、サイズ的に大きめの作品もあり、久々に西洋画で思いきりうっとりできました。二年前の唯美主義展(三菱一号館、ザ・ビューティフル)とラファエロ前派展(森アーツ)を足して2で割ったようなラインナップです(作品は重複無し)。ムーアいいなぁ。意味なく美しくて。もう一回見に行きたいな。

ちなみに”リバプール国立美術館”というのは、そういう建物があるわけではなくてリバプールにある美術館(ギャラリー)郡の総称なのだそうです。
 
>>> Bunkamuraザ・ミュージアム


ワイン展 ―ぶどうから生まれた奇跡 (2015/10/31-2016/2/21、国立科学博物館)

「Zone1.ワイナリーに行ってみよう」「Zone2.ワインの歴史」「Zone3.ワインをもっと楽しむ」という三部構成でした。Zone1はワインの醸造についてなど。疑似体験できるようなセットもあり、面白かったんだけど展示を見るというより説明パネルを読ませる感じでちょっと疲れました。酵母を顕微鏡で見ることができたのは科博ならではかと。Zone2は様々な遺物などで博物館的な面白さ。日本でのワインの発展の歴史も面白かったです。Zone3は香りの分析と酒器とシャトー・ムートン・ロートシルトのアートラベル。目玉である2010年にバルト海の沈没船から見つかったという約170年前のシャンパーニュはZone3にあって、見た目でどうということは無かったですがなんともロマンがあります。味はどんな状態なんでしょうねー。

アートラベルは初めて見たんですが、ピカソ、ダリなど超有名どころから、大好きなポール・デルヴォー、フランシス・ベーコン、今年Bunkamuraで個展が予定されているアレシンスキー、堂本尚郎さんなども。既存の名作のラベル化ではなく都度依頼しているそうなので、この人が選ばれるのかと新鮮な驚きも。フランスの画家から選ぶってわけでもないんですね。個人的にはこれが一番面白かった。美術展的な楽しさだけど。調べてみたら森アーツセンターギャラリーで原画展をやってたんですね(2008年)。いいなー。

>>> 国立科学博物館
>>> ムートンのラベルを描いた画家一覧(wiki、英語)
>>> Mouton Rothschild - Paintings for the labels


*写真は根津美術館の庭園にて。
  

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by marinji | 2016-01-16 14:48 | 美術展・博物展のはなし