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エミール・クラウスとベルギーの印象派 (東京駅)

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エミール・クラウスとベルギーの印象派(東京ステーションギャラリー、2013/6/8〜7/15)。Bunkamuraで見て以来好きなエミール・クラウス。これは行かねばと。東京ステーションギャラリーも行ってみたかったので。

エミール・クラウスいっぱいで嬉しい!ベルギーの風景が描かれてるので、麦の収穫の絵を見て、ワトウの畑を思い出したり、おいしいビールになれよーなんて思ったりも(いや、パンか)。草原の黄緑、麦の金(黄)、空の水色、という印象が強かったんだけど、一面の雪景色(白)や深い緑色で描かれた水面など、いろいろな色で光を描き出してるって分かって、面白かった。特に雪・氷の「そり遊びをする子どもたち」はずっと見ていたい!ポストカードが無かったのが残念。すっくと伸びる花を描いた「タチアオイ」も好き。日差しの明るさがはっきり分かる。

他には、ベルギー印象派の他の画家の絵、ベルギーに影響を与えたいわゆる印象派の絵、ベルギー印象派の影響を受けた日本の画家の絵があり、また所蔵品から光につながる要素のある絵が四点。どれもそれぞれに素敵で興味深くて、そして全体としてまとまりもあり、見応えありました。

ついでに東京駅のホールの上にも出られたし、赤レンガの壁もじっくり見られたし、お腹いっぱい。


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>>> 東京ステーションギャラリー - TOKYO STATION GALLERY -
>>> Museum voor Schone Kunsten Gent Collectie 1860 IMPRESSIONISME EN SYMBOLISME Emile Claus De ijsvogels (ゲント美術館のサイトより「そり遊びをする子どもたち」)


明日からまたベルギーに行ってきます。この美術展はゲント美術館からの出展が多かったので時間があれば寄りたいんですが、さてどうなるか。
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by marinji | 2013-06-29 00:51 | 美術展・博物展のはなし  

DIC川村記念美術館 (佐倉)

千葉県佐倉市にあるDIC川村記念美術館に行ってきました。ぶらぶら美術・博物館でロスコ・ルームを見て気になっていたのです。オープンしたばかりの酒々井プレミアムアウトレットも近いしということで、車で。

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コレクション展示の最初の部屋 ”印象派からエコール・ド・パリまで” は、モネ、ルノワール、マティス、ピカソ、シャガール…とビッグネームが並ぶものの、どれも色が暗いというか地味のが気になった。色彩豊かな画家たちだと思うのだけど。DIC(大日本インキ化学工業株式会社)なだけに、印刷で表現しづらい色に惹かれたとか?マグリットも二点あって二点とも灰色主体な地味な画面で、あれー?と。照明の影響もあるのかしら。それとも好みの問題なのか。この次のレンブラントはよかったな。

日本絵画は、南蛮屏風がよかった。上から見下ろしてる構図なのに、船のマストの上の方にいる人は小さく描かれてたりして、いわゆる遠近法がしみついてる自分には新鮮。でも、こう描く気持ちは分かる!

目当てのロスコ・ルーム。よかった。絵としてというより空間として。言葉で表現できないけど、面白かったな。でも私は、その次にあったニューマン・ルーム推し!鮮やかに赤く塗られた絵と、その左右に窓。窓はすりガラスだったかなんだったか忘れたけど、白く半透明でその先には外の木々が。この時は雨が降ってから上がった状態で、木の緑は濡れて色濃く、日差しは明るく、ということで屏風絵のように木々が浮かび上がり、部屋全体は明るくて壁は白、絵は鮮やかな赤、なんとも日本的なおめでたい空間でした。

その後の現代アートのコレクションは、私には分かるような分からないような。でもフランク・ステラの大きな作品たちは、分からないなりに面白かった。

それから、企画展「コレクション☆リコレクション VOL.1、5 Rooms 彫刻/オブジェ/立体」ではアン・アーノルドの猫がよかったなー。


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おまけ。今回の千葉土産。


>>> DIC川村記念美術館
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by marinji | 2013-06-28 01:18 | 美術展・博物展のはなし  

若冲が来てくれました (盛岡)

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東日本大震災復興支援「若冲が来てくれました」プライスコレクション・江戸絵画の美と生命 (岩手県立美術館、2013/5/18〜7/15)。図録はAmazonで買ってたんだけど、実物が見たくなって行ってしまいました。前期展示です。

とにかく一枚一枚が素敵で、見入ってしまいました。もう一回見たいなー。次の福島に行くかなー。

タイトルでは若冲だけだけど、他の画家もたっぷり。応挙と芦雪がけっこうあって、嬉しかった。最近応挙が好きだ。芦雪も。この師弟はいい!好み!綴プロジェクトの高画質コピーで、芦雪の黒白図を畳に座って見ることができたのもよかったな。このプロジェクトで屏風茶室ができたらいいのに。なんなら酒飲みたい。名画を肴に。

河鍋暁斉の達磨図、まず大きさにぎょっとして、それからずっと気になってしまった。クセになるというか…今回見た中で、たぶん一番好き。

メインの鳥獣花木図屏風がガラスケースの中だったのは残念だったけど…後期は外に出すのかな?でも他にいっぱいケース外展示があって、直に見ることができたので満足です!

岩手県立美術館の前期展示でケース外展示だったのは、

「雪の夜の白いウサギと黒いカラス/雪中松に兎・梅に鴉図屏風」 葛蛇玉
「白いゾウと黒いウシ/白象黒牛図屏風」 長沢芦雪
「満開の梅の花/紅白梅図屏風」
「ヤナギとシラサギ/柳に白鷺図屏風」 鈴木其一
「山奥の滝からながれくだる川/懸崖飛泉図屏風」 丸山応挙
「夏のシラサギ、冬のシラサギ/夏冬白鷺図屏風」 山口素絢
「野をかけまわるウマたち/野馬図屏風」 曽我蕭白
「<ひかるげんじ>のものがたり/源氏物語図屏風」
「ツルさまざま/鶴図屏風」 伊藤若冲


でした。(出品目録順)


もっと色々書きたいのだけど、とりあえずこの辺で一旦終わりにします。後で追記するかもしれません。とにかく素敵な作品だらけの展覧会でした。展示スペースのゆとりある広さもいいんだろうな。おすすめです。


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>>> 若冲が来てくれました―プライスコレクション 江戸絵画の美と生命―
>>> 岩手県立美術館

>>> Amazon.co.jp: 若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命

>>> KIRIN~美の巨人たち~ (伊藤若冲 「鳥獣花木図屏風」)
>>> KIRIN~美の巨人たち~ (長沢芦雪「白象黒牛図屏風」)
>>> BS日テレ - 「ぶらぶら美術・博物館」番組サイト │ #100 東日本大震災復興支援 特別展「若冲が来てくれました」~プライスコレクション 江戸絵画の美と生命~


静岡県立美術館にある「樹花鳥獣図屏風」の次回展示予定は2014年夏とのこと。
>>> 展覧会 収蔵品展 伊藤若冲《樹花鳥獣図屏風》 GW特別公開!! 静岡県立美術館|Shizuoka Prefectural Museum of Art
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by marinji | 2013-06-28 00:55 | 美術展・博物展のはなし  

ベルギーめぐり : メッヘレン(仮)

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すいません、今週は間に合わずm(__)m。次回、メッヘレンの町並みについて投稿します。(6/16)
→とりあえず、2012年の写真だけ追加します。諸事情でバタバタしていてPCで記事編集する時間があまり取れず・・・すいません。(6/25)


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メッヘレンは、神聖ローマ帝国皇帝カルロス5世が育った場所で、グーデン・カロルスのヘット・アンケル醸造所があるところです。
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by marinji | 2013-06-25 01:12 | 旅のはなし  

貴婦人と一角獣展 (六本木)

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フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展 The Lady and the Unicon from the Musee de Cluny, Paris, France (国立新美術館、2013/4/24~7/15)。4月と5月に1回ずつ行きました。素敵だったなー。もう一回ぐらい見たい気もするな。タピスリー(タペストリー)六面すべて来日って、すごいですね。

チラシはかなり前から出ていたので、少し気になってはいたのですが、行くのを決めたのはガンダムUCにこのタピスリーが出ていることに気付いたからです。はい。UCです。「うわぁ、これか!」ってまず気付いた時にびっくりしました。UC見てたけど、あれ実在してるものだと思ってなかったんですよ。だからなかなかつながらなくて。いやびっくりした。ちなみにですが、まったくタイアップはされていません。ショップにもまったくガンダムの香りはしません。でもにやりとしてしまうのは、音声ガイド。語り:池田昌子、朗読:池田秀一であります。よかったよ。そして勝手な想像(妄想)だけど、フランスが日本に貸してくれたのも、ガンダムUCがあったからなんじゃないかしら(すいません、根拠の無い妄想です)。

展示は、どーんとまず広い一部屋にタピスリー六面全部、ぐるりと。一つ一つが大きいから、そこそこ混雑してもちゃんと見ることができていい。それぞれの大きさの違いも分かりやすくていい。とにかく素敵。織物なので、細かい表現は難しいわけだけど、それはそれでまた、よくこんなに織ったなぁとしみじみ思います。展示は、触覚→味覚→嗅覚→聴覚→視覚→我が唯一の望み、の順。まず全体をぐるりと見て、一枚ずつ見て、またぐるりと見て。

あまり期待していなかった高精細デジタルシアターが良かった。侍女、貴婦人のアクセサリー、一角獣、獅子、旗など、6面から同じ要素をピックアップして並べて見せてくれたので、それぞれの違いがよく分かって面白かった。しかしそれにしても、6面全部にいるのに、獅子はタイトルに入れてもらえないのね。かわいそうに。(UCではバンシーとしてそれなりに活躍してますが)

この他、貴婦人と一角獣に関連する品々の展示もあり、盛りだくさん。というか貴婦人と一角獣だけでもう満足でした。なんというか、いいもの見せていただきましてありがとうございます、という感じです。これをいつか、元の城で見てみたいなぁ。無理か。

背景の千花模様(ミルフルール)は、山種美術館の百花繚乱展を思い出し、また、今後の府中市美術館のウィリアム・モリス展が楽しみになりました。

>>> 貴婦人と一角獣展 | 国立新美術館(東京・六本木):2013年4月24日(水)~7月15日(月・祝) | 国立国際美術館(大阪・中之島):2013年7月27日(土)~10月20日(日)
>>> 国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO

>>> 貴婦人と一角獣 - Wikipedia
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by marinji | 2013-06-23 00:04 | 美術展・博物展のはなし  

今日の「遠く遠く」

◆ 槇原敬之 「遠く遠く」

今までにも何度かテレビで耳にしたことがあって、気になっていて、初めてちゃんと聞きました。

好きだわこれ。メロディがいいのか、歌詞がいいのか、声がいいのか・・・うーん、どれもか。アレンジは残念ながら少し好みじゃないんだけど。でも全体として好き。繰り返し聞いても飽きない。育った場所から離れて暮らす自分にとって、思うところの多い曲です。新幹線や飛行機を使わなければ帰れない距離ではないのだけど。

弾き語りで聞いてみたいなー。
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by marinji | 2013-06-22 22:08 | 音楽の日  

あかいくらやみ ~天狗党幻譚~

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シアターコクーン・オンレパートリー2013+阿佐ヶ谷スパイダース 「あかいくらやみ ~天狗党幻譚~」。先月後半。芝居、かなり久しぶりに見ました。そして、すいぶん変わった気がする、長塚圭史。NODA MAP 「キル」の好きなところと似てて、好き。あと、今まではインパクトはあるんだけどなんとなくスカスカに感じる時があったんだけど、今回はずっと濃かった。すごく面白かった。訳分からんかったけど。

小栗旬は一声で小栗旬と分かる話し方だったけど、役に合ってた。白石加代子はすごいなー。長塚さんの役は、ああ、長塚さんだねっていう安心の役どころ。

舞台での、暗い部分、闇が、すごく綺麗な舞台だった。照明が良いのかな。シンプルだけど技術的にいろいろやってるセットには感動。やっぱり舞台のセットは具体的な風景を作りこまない方が好きだな。

>>> 公演概要&チケット情報 あかいくらやみ ~天狗党幻譚~ Bunkamura
>>> 阿佐ヶ谷スパイダース-公式サイト
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by marinji | 2013-06-22 01:01 | 芝居の日  

ホットケーキ!

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少し前に食べた、御茶ノ水にある「みじんこ」のホットケーキ。この高さ!絵に描いたようなホットケーキ、おいしかったです。アイスコーヒーも深い味わいでした。
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by marinji | 2013-06-15 22:02 | 飲み食い日記  

かわいい江戸絵画 (府中)

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春の江戸絵画まつり かわいい江戸絵画 (府中市美術館、2013/3/9〜5/6)。後期展示を見ました。ポスターになっている子犬(円山応挙)のような分かりやすい"かわいい!"から、憐れみであるとか、図形の繰り返しであったりとか、いろいろな"かわいい”で溢れてました。白隠も一点あり、なるほど、たしかにかわいいな、と。丸山応挙の子犬はとにかくかわいくてかわいくて憎さ百倍。虎を描いてももかわいくなっちゃうのが応挙の持ち味みたい。それにしてもこういう絵も描いてたって知らなかった。孔雀、写実、ってイメージだったので。宗達の犬も、しょーもないかわいさで良かった。

今更ながら、丸山応挙とか、教科書に出てきた人の絵がけっこう現存していて見ることができるっていうことに驚いた。美術に詳しい・美術好きな人からすると当たり前のことなんだと思うけど!

そういえば、森狙仙の猿とか、岸駒の鋭い絵とか、ファインバーグコレクションやプライスコレクションで見た時にすぐ「あ、これはあの人だ」と分かったんだけど、先にこっちで見てたからなんだよな。江戸絵画入門としてもとてもよくできていた展示だったのではないかと。有名画家の作品の他にも大津絵のなんともいえない面白かわいい感じとかもよかったし。しかも個人蔵の作品が多くて、よくこんなに集められたなーと思います。図録買っておけばよかった。

全体的に動物の絵が多くて、所々にクイズなんかもあり、親子で来ている人が多く賑やかで楽しい展示でした。府中市美術館は見せ方がいいなー。


>>> かわいい江戸絵画 府中市美術館 府中市ホームページ
>>> 府中市美術館 府中市ホームページ

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by marinji | 2013-06-15 17:01 | 美術展・博物展のはなし  

山口晃展 (横浜)

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山口晃展 ~付り澱エンナーレ 老若男女ご覧あれ~ (横浜そごう美術館、2013/4/20〜5/19)。気になってた山口晃展に行ってみた。盛りだくさんで面白い。しかし細かいとこまでよく描くな。人はほどほどだったけど、みんな細かいところまで見ようとするので列がなかなか進まない。

展示は六本木の会田誠展と似てた。絵画がメインなんだけど、それ以外の少し横道にそれたような作品群があって(澱エンナーレと命名されてました)。こういう形式が今の流行りなのかしら。

それはともかく、山口晃さんの絵はやっぱり好きだなと思った。なので、もうちょっと、絵だけでがっつり見てみたい。

>>> 山口晃展 ~付り澱エンナーレ老若男女ご覧あれ~
>>> 技術とは、なぜ、磨かれなければならないか。(ほぼ日による山口晃さん取材)
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by marinji | 2013-06-13 06:32 | 美術展・博物展のはなし