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スター・クルーズ・プラネタリウム、会田誠展 (六本木)

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六本木つづきで今度はヒルズ。さすがにミッドタウンからのはしごではなく別の日です。


まずは、宇宙を旅するプラネタリウム スター・クルーズ・プラネタリウム(森アーツセンターギャラリー・森タワー52F)。宇宙船に乗って宇宙の果てまで旅してまた地球へ帰ってくる…という設定で、映像とプラネタリウムの組み合わせ。映像も面白かったけど、やっぱりプラネタリウムが良かったです。特に「3D SKY WALK」。壁への投影ではなく、部屋全体に小さな電球をいっぱい吊るして各星までの距離・奥行きが表されたもの。普段オリオン座の形にしか見えない星の組み合わせが、横にまわってみたり別の角度から見るとまったく別の形になってしまう。それが知識・理屈ではなく体感できるようになっていて、目からうろこというか、まさに百聞は一見にしかずという展示・仕掛けでした。最後はMEGASTARでうっとり。

というわけで内容は面白かったんだけど、入場料が…一般で2,000円<東京シティビュー(展望台)及び森美術館入館料(一般1,500円)含む>というものしかなくて。スター・クルーズ・プラネタリウムだけでいいと思っても、バラ売りはなく必ず2,000円。そこだけは残念。(子供の料金は800円なのでそこはアリかな)

2月11日までです。

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宇宙船スター・クルーザー。これに乗る設定。



そんなわけで、会田誠展: 天才でごめんなさい(森美術館・森タワー53F)も見ました。たぶん苦手、と思っていて見るのを前から迷ってたんですが、見てみて、やっぱり苦手でした。

うまいと思う。技術としても選んでいる題材も。美しい、面白い、とも思うのだけど。“天才”なのだとすれば(後世にその名前・作品が残るのだとすれば)、過去の天才によくある“当時は理解されなかった”というケースの、理解できなかった一個人の気持ちはこんな感じなのかなぁ、なんて思いました。そう考えると面白い体験だったか。エゴン・シーレの言葉を思い出したりもして。

こちらは3月31日まで。

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「考えない人」。これは苦手ではない。



スター・クルーズ・プラネタリウム 関連
>>> スター・クルーズ・プラネタリウム オフィシャルサイト |六本木ヒルズ
>>> スター・クルーズ・プラネタリウム 六本木ヒルズ - Roppongi Hills
>>> 森アーツセンターギャラリー - アート 六本木ヒルズ - Roppongi Hills

会田誠展 関連
>>> 会田誠展:天才でごめんなさい 森美術館
>>> 森美術館
>>> 会田誠展: 天才でごめんなさい 特集 六本木ヒルズ - Roppongi Hills
>>> 森美術館 - アート 六本木ヒルズ - Roppongi Hills
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by marinji | 2013-01-21 22:46 | 美術展・博物展のはなし  

田中一光とデザインの前後左右 (六本木)

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田中一光とデザインの前後左右 (21_21 Design Sight)。リヒテンシュタイン展、フィンランド・デザインからのはしご。サントリー美術館はミッドタウンのビルの中で、こちらは外に建ってます。建物は前から気になっていて、今回やっと入る機会を得ました。展示スペースは一階ではなく地下。地上に見えている部分から受けるイメージよりもずっと広い空間でした。

これもまた失礼ながら田中一光さんに興味があったわけではなく…なのにすごく面白かった!知らない人だと思ってたけど、予想外に彼のデザインを目にしてた。石丸電気のロゴとか無印良品とかモリサワフォントとか。

展示は一光さんが関わった仕事、本(装丁)や雑誌やポスターや紙袋、無印良品の製品まで、ずらっと。綺麗にまとめられ、見やすい展示。いくつかの本は、現物の展示(触れない)の他、近くにiPadが置いてあり、操作すると本の中を画像で参照できるようになっていました。これはいい!今後増えていくかもしれないですね。やっぱり表紙だけじゃなくて中身も見たいし、とはいえ本そのものを自由にめくらせたら痛んでしまうし。

一光さんの作品は、ポップなんだけど普遍的というか…品があって、使い捨てじゃない、ずっと残るデザイン…そんな風に感じました。

写楽二百年のポスターが好きです。それにしてもどの作品(デザイン)もポストカードにしやすい(映える)と思うのだけど…ポストカードの販売がまったく無かったのが意外でした。

こちらも1/20までです。


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「His Colors」廣村正彰。一光さんが色彩選定に携わった色紙「タント」と、「カッティングシート」を使用したインスタレーション。(撮影可能)


>>> 企画展「田中一光とデザインの前後左右」
>>> 21_21 DESIGN SIGHT

>>> 無印良品 有楽町「田中一光と無印良品」 無印良品 (12/28~1/20)
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by marinji | 2013-01-16 21:54 | 美術展・博物展のはなし  

フィンランド・デザイン (六本木)

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時代を超える 生活の中の美 森と湖の国 フィンランド・デザイン GLASS DESIGN from FINLAND the Land of Forests and Lakes (サントリー美術館)。ガラスです。器として使われる機能・実用性を持ちつつ、使い捨てでない美しいデザインのガラス製品の数々。置き物としてのガラスの美術品もありましたが、飲食に使える器・グラスに特に惹かれました。

実は興味があって見たわけではなく、リヒテンシュタイン展からのはしご。なのに見ている間に、まるで自分が根っからのガラス好きみたいな気持ちになって(単純)、うっとりしまくりでした。

照明が素晴らしくて。ガラスは、影が美しくて、影を楽しめるんだ、ということに気づきました。

ひたすら繊細なデザインも、ゴツッとした迫力のあるデザインも、とにかくシンプルなものも、素敵。そしてこれらが形作られるためにかかる手間…私には想像もつかないけれど、なんかもう、すごいなあ!って、思います。こんな言葉しか出てこなくてごめんって感じですが。

1/20までです。


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動画によるインスタレーション。ひらひらと、オーロラのようで綺麗でした。(撮影可能)


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ハッリ・コスキネン氏によるインスタレーション「きわみの光」。この空間にぴったり。(撮影可能)


>>> 森と湖の国 フィンランド・デザイン サントリー美術館
>>> サントリー美術館
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by marinji | 2013-01-15 20:37 | 美術展・博物展のはなし  

チェコめぐり : ミュシャのお墓(ヴィシェフラド)

昨年末の投稿からミュシャ(ムハ)つながりで。チェコ、プラハのヴィシェフラド(”高い城”)という小高い丘にある墓地に、ミュシャのお墓があります。2007年にチェコに行った際に、お墓参りしました。


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ミュシャの絵のような豊かな装飾が施されたお墓を想像していたのですが、そうではなく、この写真奥の共同墓碑にいました。ミュシャの名前は左側。


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黒地に金字。フォントがお洒落。ここに・・・眠ってるんですね。天気もよく、のどかな昼下がり、ミュシャの絵の(主にポスターを描いていた頃の)イメージにはぴったりの日でした。

名前の下の数字は、1860.7.24-1939.7.14 です。ミュシャの下の JAN KUBELIK はヴァイオリニスト、その下の RAFAEL KUBELIK は JAN の長男で指揮者・作曲家だそうです。

丘には教会や公園のような広場や城壁の跡などもあり、そして何より、この墓地には他のアーティスト(スメタナ、ドヴォルザーク、カレル・チャペック等々)のお墓もあり、それぞれ見応えがありました。いつかまた、同じように天気がいい日に行きたいです。(ヴィシェフラド全体についてはまたいつか)

ここから橋を渡るとスタロプラメンというビールの醸造所があります。
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by marinji | 2013-01-13 22:00 | 旅のはなし  

美術にぶるっ!展(竹橋)

今年初観覧は東京国立近代美術館の「美術にぶるっ!」です。東京国立博物館の「博物館に初もうで」、Bunkamura ザ・ミュージアムの「白隠展」と迷ったんですが、なんとなくずっと気になってたけど見ていなかったものを見に行ってみようということでこれに。あと上野は正月でもこんでるかなーとも思い。で、東京国立近代美術館。ガラガラかと想像してたんですが、けっこう賑やかでした。

美術館・博物館へは去年後半から急に行き始めました。ロンドンとベルギーに行ってみて、もちろんヨーロッパの美術館・博物館はすごいのだけど、日本にもいろいろあったり来てたりするんじゃないかなと思ったのがきっかけです。いろいろと続けて見てみると、ちょっとした発見が素人なりにあって、面白いもんだなーと思っているところです。


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東京国立近代美術館 60周年記念特別展、美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年。2部構成でどちらもボリュームたっぷりのすごい美術展でした。お腹いっぱい。

第1部は「MOMATコレクションスペシャル」。MOMAT は(The National) Musium Of Modern Art, Tokyo の略。収蔵作品の中から国指定の重要文化財13点すべてを一挙公開するスペシャルな展示。通常の常設展では一気には見れないそうです。常設展はジャクソン・ポロック展の時に一度見ていたので、そこまで期待していなかったんですが、これがなんとも・・・ものすごく面白かった!展示物だけでなく、建物自体がリニューアルされていて、ガラスへの写りこみを考慮したという壁・床の色と照明の組み合わせが・・・空間全体として美しかった。とにかく絵を壁にかける、ということじゃなくて、この場所にはこれだろうっていう意図が感じられる空間でした。絵の一点一点が新たに響いてきて、何度もうっとり。そして各部屋で展示テーマが絞られていて、私のような近代美術に詳しくない者でも見やすく、楽しめました。私は知らない画家ばかりだったけどまた見に行きたくなったよ。椅子が多いのもいいですね。

そして第2部、「実験場1950s」。1950年代の、戦後日本の美術と資料・映像から構成される展示です。60周年記念にこの展示。いやびっくり。今につながる、原爆の傷跡、サンフランシスコ講和条約、日本の再生。それを美術という形で構成するすごさ。私はどちらかというと社会へのメッセージが込められたものよりもただただ美しいものの方が美術としては好きなんですが、その自分でも惹き込まれてしまいました。これももう一度じっくり見たいなぁ。

実は今回、着いた時点で閉館まで2時間ぐらいしか時間が無くて、最後の方は流し見になってしまったんですが、改めて1部2部あわせて1日ぐらいかけてじっくり見たいと思いました。1/14まで!


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>>> 「美術にぶるっ! ベストセレクション 日本近代美術の100年」
>>> 東京国立近代美術館 60周年記念サイト
>>> 東京国立近代美術館
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by marinji | 2013-01-03 22:51 | 美術展・博物展のはなし