カテゴリ:本の日( 15 )

 

『エロイカより愛をこめて』の「古城販売作戦」に・・・

青池保子さんの『エロイカより愛をこめて』、文庫版23巻を読んでいたら、「古城販売作戦」に武者絵を描くユニクロ好きな日本人画家が出てきまして。その画家の描く絵の感じ、線の感じが、あら、これもしかして、そういや服装もなんとなく・・・山口晃さん?

と思って調べてみたら、どうもやっぱりそうらしい。(正式な情報は見つけられませんでしたが)

山口晃さん風の伯爵の騎士絵が素敵でした。


エロイカより愛をこめて 23 (秋田文庫 20-34)

青池 保子 / 秋田書店




美術に興味が無い方でも見たことがあるかもしれない山口晃作品。(表紙、ジャケット)
群馬県立館林美術館の山口晃展では原画が展示されてます。

風が強く吹いている

三浦 しをん / 新潮社


風が強く吹いている (新潮文庫)

三浦 しをん / 新潮社


LIFE IN DOWNTOWN

槇原敬之 / EMIミュージック・ジャパン


ほんの少しだけ

槇原敬之 feat.KURO from HOME MADE 家族 / EMIミュージック・ジャパン


2012 [Blu-ray]

WORLD ORDER / ポニーキャニオン


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by marinji | 2013-12-08 12:18 | 本の日  

鍛える聖地、名画と読むイエス・キリストの物語、怖い絵 死と乙女篇、旅行者の朝食

最近読んだ本の感想。偶然にもすべて女性の作家でした。姉さん!って呼びたい人たち。

鍛える聖地 (幽BOOKS)

加門七海 / メディアファクトリー


帯に書いてある”パワーが欲しけりゃ、ここまで来い!”が素敵。七海さんの文章にぐいぐい引き込まれて、どの場所も行きたくなる。けど、大変そうだな~とも思う。それだけの思いをして得られるものがあるんだよなー。小学校の遠足で行った鋸山が載っていて嬉しかった。ほとんど覚えてないんだけどね。だからまた行きたくなった。でも何よりも神様にお供えするくだりが、酒飲み的には一番興味をそそられました。


名画と読むイエス・キリストの物語

中野 京子 / 大和書房


中野京子さんが綴るイエス・キリストの一生。宗教的な解釈ではなく、あくまでも、絵のテーマとしての物語。語り口がうまくて、すいすい読めてしまい、そして最後の終わり方にハッとさせられました。地図が載っているのもいろいろと想像しやすくてよかったです。ずいぶん長い距離を移動してるんだなーとか。物語に沿っていくつかの絵が差し込まれていますが、その絵についてのコメントは少なめ(コメント無しのものも)。それが少し物足りないけど、だからこそすっきりとまとまっているとも思います。「怖い絵」を読めばいいしね。(「怖い絵」に載っていない絵もありましたが)


怖い絵 死と乙女篇 (角川文庫)

中野 京子 / 角川書店(角川グループパブリッシング)


「怖い絵3」の文庫版。表紙の絵と収録順が変わっていて、また2編追加されています。表紙の絵、イリヤ・レーピン「皇女ソフィア」は今、渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムで観ることができます(10/8まで)。改めて読んでも面白かった。文庫版は持ち歩きやすいのもいい。


旅行者の朝食 (文春文庫)

米原 万里 / 文藝春秋


イリヤ・レーピン展で買いました(ロシアつながりですね)。食べ物に関するエッセイ集。読んでると、米原さんはたぶんきっと本当に食べることが好きなんだろうなぁと思う。量も、質も。ロシアの食べ物の話も面白い。また、エリツィンが日本で何でも食べたというくだりは、その前の二人のロシア政治家の話からの流れで、おおーっと唸った。じゃがいもについての話もびっくりしたな。
 
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by marinji | 2012-09-10 00:09 | 本の日  

「ふしぎなキリスト教」

旅のはなしサボリ中ですm(__)m。今日再開するつもりですがその前にいくつかレビューを。


ふしぎなキリスト教 (講談社現代新書)

橋爪 大三郎・大澤真幸 / 講談社


本屋で目立つところに置かれていて(売れているらしい)、さらに私は宗教の話が好きなので読んでみたところ、面白かった。対談という形式が読みやすくてよいのもあるし、「そうそう、それが分からなかった!」というツボをおさえた質問がいい。読んでいくうちに、ああそういうことだったのかと何度も思うのだけど、それで読み進めていくうちに、私がキリスト教的考えを”ふしぎ”と思うように、私自身の(日本人的な)考え方もずいぶんと”ふしぎ”なものなんだなと気付く。そこはわざわざは書いてなくてちょこちょこと触れられているだけなのだけど、自分の中で、感じ方がくるっと回転した感じ。

特に、キリスト教の考えに則るとこの世界の出来事は科学的なものだということ、そしてこの世界の仕組みを解き明かす科学という行為こそが神の考えを探ることだということは、ちょっと、驚いたけど、妙に納得した。科学とキリスト教って相反するものではないのね。

そして、言われてみれば、米一粒一粒に神が宿ると思うほうが、非科学的だ。ただ、科学は科学で、信仰というか思考みたいなものはそれはそれ、みたいに別々に信じているのが今の私の状態だし、それは自分にとっては自然なことだけど、はい、それこそが、一神教な人たちから見れば自然じゃないこと(ふしぎなこと)なんですね、ということが分かった。それが面白かった。(私の解釈で書いているので、本の内容とはずれているかもしれないです)
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by marinji | 2012-05-06 17:21 | 本の日  

「とりあえず分かる!世界の紛争地図」 他

とりあえず分かる!世界の紛争地図 (ちくま学芸文庫)

ボブ・ハリス / 筑摩書房


タイトル通り、とりあえず分かる!内容は当然重いのだけど、著者・訳者による軽い話し言葉での文章が、うんちく好きな友人の語りを聞いてるみたいで、スラスラと、笑ったりもしながら読めてしまう。専門的過ぎず、とりあえずニュースで見る紛争の意味を理解するのに便利な本です。

日本の場合、領土問題はあるもののそれでも島国としてざっくり国の形は分かるわけで、それは日本史の中で大きく変わることはなくて。そんな自分にとって国境がばんばん引き直される歴史(一部現在でも)は読んでいてなかなかピンと来ませんでした。植民地支配についても。もちろん知識としては知ってるんですが・・・。それで、”国”の単位を”日本”ではなく、戦国時代の各地域に置き換えて考えてみてやっとすんなりイメージできるように。日本っていう”国”は、地球全体で見たらだいぶ幸運な国なのかもしれないなぁと今更ながら感じました。これから先は分からないけど!

一通り読んでみて思ったのは、どの紛争にもそれなりに争う理由があって、その理由は知ってみると納得できる内容が多いこと。それが紛争という形になることがいいかどうかはまた別の話として、なんというか、まったく理解できない”悪””敵”みたいなものがいるわけじゃない。それはもしかしたら分かり合えるのかもしれないっていう安心できる部分でもあるし、逆に、何かを倒して終わりっていうわけじゃない、そんな単純な話じゃないっていう絶望にも近い部分でもあるなぁ。自分にとっては。


池上彰の講義の時間 高校生からわかるイスラム世界

池上 彰 / ホーム社


しばらく前に買っていたけど読んでなかったのを、上の紛争の本の後に読みました。こちらはイスラム世界にテーマが絞られているので、より詳しく丁寧に語られていて、これがまた面白かった。特にアメリカとイスラム世界との関係性。読んでいて「えっそんなことあったの?」と驚くこともしばしば。そしてやっぱり、さすが池上さん、文章も読みやすく分かりやすいです。


できるかなリターンズ (SPA! comics)

西原 理恵子 / 扶桑社


部屋の片付けをしている時に出てきて、久しぶりに読んでみたら、西原さんと鴨ちゃんがインドネシアやカンボジアに行って暴動のそばで観光してたりして、これまたびっくり。上記2冊の後、現場の市民たちの話として読んでみると・・・。話が一人ひとりのレベルになっちゃうと、そして西原さんの手にかかると、みんな憎めないいい人に見えてくるし、なんかすごいことが起きていてもそれはそれで強く生きていく姿にただ唖然としました。
 
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by marinji | 2011-06-15 01:37 | 本の日  

野田ともうします。 柘植 文

野田ともうします。(1) (ワイドKC キス)

柘植 文 / 講談社



野田さんになりたい、と思う今日この頃。

それは、野田さん自身の面白さだけでなく、野田さんの周囲の人たちから野田さんがちゃんと好かれていることが描かれているからなのだと思う。分かりやすく野田さんを慕っている重松・山本の二人だけでなく、手影絵部の部長と副部長だけでもなく、バイト先のギャル・富沢さんも、野田さんのことを馬鹿にする人に対してついおつりの渡し方で意地悪してしまったりする(あのエピソードは好きだ)。それが伝わるから、ついつい自分も野田さんみたいになりたいなんて思ってしまう。けど、野田さん自身はきっと野田さんになりたいなんて思ってもいないのだろう。なりたくないとも思ってないだろうな。そもそもそんなことを考えない気がする。

読んだ中で一番好きなエピソードは太宰の「津軽」のくだり。結論がたまらない。まさかそれでいいとは。つい「津軽」が読みたくなって、新潮文庫版を買ってしまいました。


ちなみに私はドラマから入りました。その後気になって原作の漫画へ。なので漫画を読んでもほぼすべてドラマ版の声・喋り方で台詞が聞こえてきます。それはそれで良かったような気がします。


漫画版 作品紹介「野田ともうします。」 講談社
ドラマ版 公式サイト「野田ともうします。」 ... 眼鏡で地味な雰囲気の女性が野田さん
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by marinji | 2011-05-18 00:39 | 本の日  

魔法使いの娘(8巻)、那州 雪絵

魔法使いの娘 (8) (WINGS COMICS)

那州 雪絵 / 新書館



那州 雪絵さんのシリーズ最終巻。発売は1年も前なんですが、見つけそびれていて昨日やっと読めました。

主人公は、日本一の陰陽師を育ての父に持つ鈴の木初音。様々な霊との対決など事件解決、オカルトやホラー要素ありドタバタコメディ要素ありのシリーズだったんですが、最後はいよいよ実の父の死の真相、育ての親との対決、となります。

最近、漫画や小説などで物語を読んでいて思うのは、風呂敷の広げ方がうまい人は何人もいるけど、その畳み方がうまい人はあまりいないのかもしれないということ(畳み方については自分の好みの問題も大きいのかもしれませんが)。そんなわけで、じゃぁ那州さんはこの話にどう決着をつけるんだろう?と気になっていました。

・・・・・・自分的には、非常に、ストンと腹に落ちる展開・結末でした。華々しい派手さもあり、それでいて現実感のある、地に足の着いた結末だったなと思います。読んできてよかった。


それと那州さんは少女漫画では(たぶん)珍しく動きのある絵がうまい。少女漫画って顔のアップやまっすぐ立つ全身ポーズが多くなりがちなんですが・・・いろいろなポーズ、また上からや下からの視線での場面や背景の絵も多くて。空間把握が得意なのかな。

シリーズは「魔法使いの娘ニ非ズ」とタイトルを変えて、次へと続いています。
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by marinji | 2011-05-15 23:10 | 本の日  

鶯谷

と聞くと、未だに「光流先輩の実家があるところだな~」と思う。

那須雪絵さんの「ここはグリーンウッド」という漫画の登場人物のことです。鶯谷という地名(駅名)を知らなかった小学生~中学生の頃に読んで以来、鶯谷=光流先輩の実家、というイメージが抜けません。

同じように、北千住と聞くと伊集院光が言っていた「北は北千住から南は南千住まで」を思い出す。
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by marinji | 2008-03-22 17:22 | 本の日  

『ゴールデン・デイズ』 最終巻

に号泣。せつない、やるせない、せつない。結末を知って、改めてタイトルの意味を知る。


ゴールデン・デイズ 8 (8) (花とゆめCOMICS)

高尾 滋 / 白泉社


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by marinji | 2008-03-21 08:45 | 本の日  

久々、西村京太郎

NITENDO DS の 「DS西村京太郎サスペンス」をやっていたら、久しぶりに西村京太郎の小説が読みたくなった。そんなわけで、帰りに本屋で「上野駅 13番線ホーム」を購入。

西村京太郎はうちの父が好きで、私も小さい頃から親の本棚から取り出してよく読んだ。今でも実家に帰るとついつい読んでしまう。数えたことはないけど、たぶん私が一番作品を読んでいる作家は西村京太郎だと思う。

西村京太郎というとドラマの影響もあって時刻表トリック(アリバイトリック)のイメージが強いけれど、実はそれだけではなくて、初期は社会派推理小説が多く、鉄道がまったく絡まない誘拐事件ものや、鉄道が絡んでいてもそれは駅や電車の密室トリックものもあり、時刻表に興味が無い人でも楽しめる作品が多い。鉄道での旅が好きな私にとっては各地の駅の構造だったり特別な電車の特徴なんかを読むのは楽しいし、読んでからそこへ行く機会があると、「これのことか!」とドキドキしたりする。古い作品だと、もう無くなってしまった電車や、すっかり様子が変わっている駅が出てくるのも面白いところ。

ゲームは長編と短編(ミニゲーム)に分かれていて、長編では、西村京太郎をモデルにした"京太郎くん"がストーリーテラーとして登場。これがまた、ポテポテ歩く姿や喋り方が可愛くて良い!長編の3話目は小説の「七人の証人」を思い出しました。西村京太郎の本を読んだことがない人でも大丈夫な内容になっているけど、読んだことがあるとまた面白いです。ただ、私はあまりゲームをやったことがないので他と比べて面白いのかどうかは残念ながら分かりません。

さて、「上野駅 13番線ホーム」はまだ読み始めたばかり。2007年連載の作品なので作品内の上野駅の様子は今現在の状態とほぼ同じ。13番線ホームというのは北方向への夜行列車が出るホームで、都心では珍しく通過型ではなく終着駅型のホーム。ここの雰囲気は好きです。

DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ(公式サイト) ※音が出ます
Creator's Voice 西村京太郎インタビュー
JR東日本:駅構内図(上野駅)
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by marinji | 2007-11-26 22:04 | 本の日  

へうげもの

友達から、「『へうげもの』が面白いから読め」と薦められて読んでみたら、
やばい!超面白い!すっかりハマって一気に三巻読みました。(現在三巻まで。まだ続いてます。)

戦国時代を描いた漫画で、古田左介(古田織部)が主人公。
"戦"の部分も多く描かれているけれど、この時代の美術や茶の世界が描かれているのが新鮮。
でもそういう文化的な部分だけじゃなくて、とにかく絵がうまくて、人物の表情がすごく良いし、城も"絵"じゃなくて実際に建っていた姿が想像できるようなぐらいだし、自分がこの時代を生きたような気がしてくるぐらい現実感と臨場感があるのがいい。現実感といっても写実的ってわけじゃなくてかなりオーバーな表現もあるんだけど、それがむしろ「何か起きてるのをただ見てる」のではなくて「体験している」感覚に近くて、興奮します。たまらん。

一話ごとのタイトルに曲名をつかってるのもツボ。

三巻で本能寺の変です。うー、はやく続きが読みたい。

細川忠興の絵が、誰かに似てるけど誰だろう・・・?とずっと気になっていたんだけど、細川護煕元首相だ。そりゃ似てるはずだよ。

戦国時代といえばこの前、ビアバーで、TVに映画『陰陽師』が映っていて、店員のお兄さんが「いいですよね。真田幸村、好きなんですよ私」と言っていた。それを言うなら真田広之だ。でもあえてつっこまずに、この素敵な言い間違いをゆっくりと味わいました。真田広之は石田三成役がよかったなー。

e-モーニング【へうげもの】 ・・・リンク先にある絵は織田信長(上様!)
へうげもの Official blog ・・・調べてみたらexcite blog でした。あらびっくり。
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by marinji | 2006-12-02 02:07 | 本の日