倉橋ヨエコ&タテタカコ「部屋と幻」

ヨエコさんがこの曲について Liner Notes で「是非とも夜中ヘッドフォンで聴いて下さい」と書いていますが、怖いです。タテタカコさんの声が詞とメロディに合い過ぎ。ずっしりと重くもありむしろふっと軽くもあり、この声はすごいなぁ。タテタカコさん自身の曲も聞いてみたくなった。

大人の女だからこその恨み辛み、それでいて達観してしまっているというかすべてをあきらめているというか、あーまたか、って不幸に慣れている感じさえしてしまう、なのに聴いていて気分が暗くなる曲ではなくて、ぞくぞくして(背筋が)、勢いづくサビのピアノにもう、手に汗握って興奮してしまう。最後のヨエコさんとタカコさんの歌・ピアノの掛け合いは本気で怖い。高い声と低い声による「私」は二重人格のようでもあるし自分対他のようでもあるし・・・。この曲はじわじわじわじわ来ますね。

『御中元』の中だと他には「ラジオ」のピアノと弦楽の絡み合いにグッと来る。張り合っているような、即興のような、相手の出方に「そっちがそう来るならこっちはこう!」って切り替えしているかのようなライヴ感があって。このアルバムは一度目から好きだけど聞き込むとさらにいろいろ出てきて面白い。

『御中元』特別サイト(試聴できます。ヨエコさんによるライナーノーツもあり)
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by marinji | 2007-02-12 01:19 | 音楽の日  

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