若冲蕪村/ブリヂストン/動物絵画/光琳/ピカソと20世紀/ダブルインパクト/インド仏/細見琳派

2015年4月に見た美術展等。

それぞれ濃くて面白かった!春は安土桃山~江戸時代の絵画の企画展が充実してる気がします。そしてルーヴル、マグリットはまだ行けず。東博の鳥獣戯画も始まりましたが…いつ行くかなー。


生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村 (2015/3/18-5/10、サントリー美術館)

2回目。大混雑。とりあえず野菜の涅槃図を見収めに。掛け替えが多いので、できるだけ多く見ようと思うと大変です。図録は買うのを躊躇する厚さ。(なので買ってない)

>>> サントリー美術館



ベスト・オブ・ザ・ベスト (2015/1/31-5/17、ブリヂストン美術館)

5/18からビル工事のため数年にわたり休館するというブリヂストン美術館。休館前最後の展示は、久留米の石橋美術館で展示している作品もあわせた石橋財団コレクションの所蔵品ベスト。なので東京で展示していなかった青木繁の「海の幸」も見ることができた!あの、未完っぽい感じ、荒々しい感じ、すごいですね。『日本美術応援団』にも描かれてたけど、実物は思ってたより大きくないんですね。よい体験でした。

ルノワール、モネ、マネ、セザンヌも盛り盛り。そして私はブリヂストンというとカイユボットとザオ・ウーキー。どちらもここで見て知りました。休館前にもう一回行けるかな。

>>> ブリヂストン美術館



春の江戸絵画まつり 動物絵画の250年 (2015/3/7-5/6、府中市美術館)

2回目。個人所蔵の作品を広く集めてくれるのが府中市美術館の江戸絵画展の特徴で、他ではあまり見かけないけどなんかいいなぁっていう画家に出会えるのが面白い。そして、個人蔵って、いつ頃いくらで買ったのかなーとか保管どうしてるのかなーとか考えてしまいます。

後期は応挙のうさぎの絵が身もだえする可愛らしさでした。それから柴田是真の「滝図」。枠からはみ出して描かれる滝の勢いと面白さ。それと片山楊谷「竹虎図屏風」、もふもふじゃなくてチクチクな毛並みの虎、チェシャ猫みたいでこれまた可愛かった。

>>> 府中市美術館



燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密 (2015/4/18-5/17、根津美術館)

尾形光琳300年忌記念特別展。尾形光琳の国宝金屏風そろい踏み。さらに槇楓図屏風、伝俵屋宗達「蔦の細道図屏風」もあって、もうお腹いっぱいです。本当にもう…はい…ありがとうございます。庭園の花はまだまだでした。

「蔦の細道図屏風」が一番好き。とにかく金が綺麗。そしてあのデザイン。吸い込まれる。今回初めて見た「紅白梅図屏風」は、重厚なイメージを持っていたのだけど、意外に可愛い。まわりの縁取りも透かし模様が入っていたりして。とにかく華やかで、女性向けに作られたものじゃないかしらと思いました。知らんけど。「燕子花図屏風」のパキッとした感じは男性向けかなぁ。謡本も新鮮でした。紅白~の川の流れ(模様)は、光悦からなのね。

また行きたいけど、けっこう混んでるので、行ってもちゃんと見れるかどうか。5月の夜間展示に行ってみようかな。終了間際だからこれまた混んでそうだけど。

>>> 根津美術館



ピカソと20世紀美術 富山県立近代美術館コレクションから (2015/3/21-5/17、東京ステーションギャラリー)

北陸新幹線開業記念。ピカソには今のところ思い入れが無くてノーマークだった企画展なんですが、デルヴォーが出ていたので。会社帰りに駆け込みました。20世紀美術ということで、”現代”の少し前のアートがいっぱい。ああ、このへんまでは”アート”として捉えられるな(自分が)と改めて思いました。価値のありそうなもの、というか。少し時間が経っているのが大きいのかもしれない。

ピカソは、やっぱり、自分は欲しくなる絵では無いなと思った。相性が悪いというか。で、ピカソ中心の3階の展示よりも、2階の赤レンガの壁での展示が良かった(好み)!赤レンガは洋館というよりガレージな感じで、近現代のアートに思いの外合う。赤レンガにかかったデルヴォー、ウォーホルは新鮮で、とても魅力的。デルヴォー「夜汽車」はもう、安心安定の素敵な変態ぶり。変態なんだけど、上品。夜のムードがいい。

それから、ルオーが良いなと思い始めました。今まであまりピンと来なかったんだけど。いろいろな展示で少しずつ見続けたら、なんとなく分かってきたというか、響いてきたというか。そんなこんなでなかなか良かったです。

>>> 東京ステーションギャラリー



ダブル・インパクト 明治ニッポンの美 (2015/4/4-5/17、東京藝術大学大学美術館)

チラシ・看板があれだったので…行かなくてもいいかなと思ってたんですが、行ってみたら面白かった。開国以降の、日本での西洋からのインパクト、西洋での日本からのインパクト、でダブル・インパクト。展示品はボストン美術館からと藝大から。河鍋暁斎と柴田是真の作品があったのが嬉しかった!高橋由一も(鮭も見たかったー)。そんなわけで前半(3階)の展示の方が好きです。後半は私はあまり…みんな真面目そうというか…。

図録が小さめで1600円程度で解説が充実していてよかったです。歴史の勉強にもなる感じ。

>>> 東京藝術大学大学美術館


さて、もう一展ぐらい行けるかな?
→2展行けました。以下、追記。


コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 (2015/3/17-5/17、東京国立博物館・表慶館)

音声ガイドが塩田真弓さんメイン、特別出演:みうらじゅん&いとうせいこうで、すばらしかったです。表慶館での展示でした。これがまた良かった!

仏像というと木のイメージが強かったので石像だったのが新鮮でした。しかも石でこの表現ができるのか…と音声ガイドを聞きながらうっとりため息。

鳥獣戯画については、企画展の展示とは別に本館で模本の展示がありました。写しではあるけど、絵巻物なのでストレス無く横にすーっと流れて見て行けるのは嬉しい(空いてるので)。

>>> 東京国立博物館



琳派400年記念 細見美術館 琳派のきらめき -宗達・光琳・抱一・雪佳- (2015/4/29-5/11、日本橋高島屋8階展示ホール)

京都の美術館からなので京都の画家が中心かと思ったら意外に江戸琳派の作品が豊富だった。鈴木其一好きなので嬉しい。そして鈴木其一の作品がよかった。うっとりため息。特に藤の花。

デパート内での展示ですが、けっこうなボリュームで満足です。細見美術館、行ってみたい。

>>> 日本橋タカシマヤ 6階 美術画廊 等




 
おまけ。【各展覧会のポスター・看板など】

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by marinji | 2015-04-29 13:08 | 美術展・博物展のはなし  

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