2013年に観た美術展から7展

去年後半から美術展を意識的に見始めまして、今年はけっこう見ることができました。熱しやすく飽きやすい自分のこと、来年は来年でパタリと止まる可能性もあるので、一度ぐらいはやってみたかったベスト10なんぞやりたいと思います。思いますが、絞ってみた結果7展になったので、ベスト7としたいと思います。

前提として以下の点をご了承ください!

・去年後半から見始めた程度の知識・経験値
・行くことができた場所のほとんどは関東近郊
・見た時の状態にもよりけり (空いてるほうが高評価になり易い…)

さて、順位はつけられなかったので、見た順で。


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エル・グレコ展 (2013/1/19-4/7、東京都美術館)
ベルギーで見たオメガングと合わせて、今年はフェリペ2世だったなと。で、フェリペ2世周辺の話として、ちょこちょこと別々に読んでいた話が全部ぶわーっとつながって。エル・グレコってあの人のことかー!みたいな感じで自分的に大盛り上がりでした。大きな作品をいっぱい見ることができたし、肖像画のような宗教画なども素敵だった。ギリシャの頃からトレドまでの流れを辿ることもできて、お腹いっぱいです。



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国宝 燕子花図屏風 <琳派>の競演 (2013/4/20-5/19、根津美術館)
毎年カキツバタが咲く時期には展示されているそうですけどとも、私は今年初めて見ました。すごかった。見てた間も興奮したけど、それよりも後からじわじわと来た。いやー。また見たい。これが一つの基準になるというか軸になるというか、そんな感じ。鈴木其一の夏秋渓流図屏風も良かったな!小部屋に展示されてたので、その部屋に入った瞬間にあの川の青が目に入って、水がわーっとこちらへ流れてきたかのようでした。庭園の花々も含めて素敵な美術展でした。2014年は応挙の藤花図屏風が一緒に展示されるということで、これまた楽しみでしょうがない。



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貴婦人と一角獣展 (2013/4/24-7/15、国立新美術館)
六面全部を一部屋で見れたこと、映像の方で6面ごとの細かい違いを比べながら見ることができたことがほんとすばらしかった。日本に貸し出してくれてありがとうフランス(フランス国立クリュニー中世美術館)!そしてこれはねぇ・・・やっぱりねぇ・・・ガンダムUCですよ!そして音声ガイド。最高でした。今年見た美術展の中で一番男性の割合が多かった。しかもみんな音声ガイド借りてた。そういう風に客の幅を広げたのも意味があるんじゃないでしょうか。(ほんとに?)



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かわいい江戸絵画 (2013/3/9-5/6、府中市美術館)
これで応挙が好きになりました。プライス・コレクションもファインバーグ・コレクションも素敵だったんだけど、まずこれを見たことが大きかったなと思うのでこれを。子供がいっぱいいて、わいわいと楽しそうだったのもよかった。



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夏目漱石の美術世界展 (2013/5/14-7/7、東京藝術大学大学美術館)
夏目漱石の作品(小説)に登場する絵画、作品の装飾(装丁)、それから漱石が批評した絵画とその批評の文章(これがきつい!)、そして漱石本人が描いた作品(これが意外とうまくない)・・・一人の人が接した美術品、というまとめ方が新鮮でした。



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アンドレアス・グルスキー展 (2013/7/3-9/16、国立新美術館)
一つ一つ、見るたびに「うわー」ってドキドキしました。あの大きさで見ることに意味があったと思う。



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大野麥風展 (2013/7/27-9/23、東京ステーションギャラリー)
魚、魚、魚。一匹(一尾)ごとが意思を持って生きているように見えて、ぞわぞわーっと来た。しかもそれが版画だからなぁ。版画の見本絵、試し刷り、指示、完成版を並べて展示してくれたのもよかった。東京ステーションギャラリーはエミール・クラウスも良かった。



10月以降の美術展が入っていないのは自分の中でまだ消化できていないということかも。あと、トーハク(東京国立博物館)の所蔵品展示が良かったです。さすが国立っていう所蔵品の多さ。しかも空いてるのよね。国宝が出ていたりするのに。ちゃんと展示替えもしてるし。来年はトーハクに通いたい。


あ、2014年になっちゃった。それでは~。よいお年を!
  
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by marinji | 2014-01-01 00:13 | 美術展・博物展のはなし  

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