ラファエロ展/ルーベンス展/ミュシャ展

少し前に行って、書きそびれていた大物3つ。


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ラファエロ、国立西洋美術館(上野、3/2~6/2)。ラファエロの絵はあまり好きじゃないんだけど、それでも気になってしまったので見に行くことに。本物を見てみてもそんなに気持ちは変わらなかったけど、ラファエロの描く暗い(硬い)表情の肖像画、あれは好きだ!今回だと「無口な女(ラ・ムータ)」(一枚選ぶならこれ!)。それとリヒテンシュタイン展の「男の肖像」。

それから、「エゼキエルの幻視」は何かの本で見た気がするんだけど思い出せない・・・うーん、何だろう。家にある本を片っ端から漁ってるんだけどヒットしないです。

会場はさすがにこんでたけど、終了間際のマウリッツハイス美術館展ほどではなく、わりと見易かった。目玉の「大公の聖母」は美しく、また下絵も展示されていて向きの違いだとか実は背景は黒一色じゃなく風景だったとか分かって面白かったな。

10年以上前にイタリアに行っていて、バチカンでもウフィッツィでもラファエロを見ているはずなんだけど、あまり覚えていない。建物はよく覚えてるんだけどなー。残念!

>>> ラファエロ | 国立西洋美術館 | 2013年3月2日(土)~6月2日(日)
>>> 国立西洋美術館


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ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア、Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷、3/9~4/21)。ベルギーに何度か行っているのでルーベンスも何度も見ていて、さらにリヒテンシュタイン展にも大作が来ていたので、どんなもんかな~なんて少しいじわるな気持ちで見に行ったのだけど、思いの外面白かった。

ルーベンス作、工房作、版画、工房出身の画家の絵、他の画家との合作、という風に丁寧に絵が分けられていて、ルーベンス本人を軸にどう絵が広がっていったのかが分かる展示。工房出身の画家だってヴァン・ダイクとかヨルダンスとか、豪華。それぞれ好きなのでむしろ得した気分。それでふとリヒテンシュタイン展のポスターを思い出して。そういえばルーベンスとヴァン・ダイクの絵だった!

本人の絵も含め、すごい人だったんだなあということがよく伝わる展示でした。でも一枚選ぶならヴァン・ダイクの「悔悛のマグダラのマリア」。ヴァン・ダイク好きなもんで。

それから国立西洋美術館の常設展示好きにはにやりとする作品が二つ。一つはそのまま、国立西洋美術館からの出展で「眠る二人の子供」。普段はガラガラの状態で見られるんだよーなんて思ったり。二つ目は、国立西洋美術館にあるヨルダンスの「ソドムを去るロトとその家族」と同じ図面の版画。ヨルダンス版も"ルーベンスの構図に基づく"ということなので、ルーベンスの原本をもとに作成されたもの同士ってことになるのかな。

写真二枚目は、日本でルーベンスと言えばのフランダースの犬、パトラッシュです(盲導犬育成基金)。写真三枚目はベルギーつながりなデリリウムカフェ・トーキョーにあったコースターとしおり。

>>> ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア
>>> ザ・ミュージアム Bunkamura


上記2展は「Italy in Japan (日本におけるイタリア) 2013」関係でもあります。ルーベンス展にウフィッツィからとか、よく持ってこれたなーなんて思ったんですが、そういうことかと納得しました。

>>> イタリアイベント情報 【イタリー・イン・ジャパン】


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ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展-パリの夢 モラヴィアの祈り、森アーツセンターギャラリー(六本木、3/9~5/19)。いわゆるミャシャ的な絵のポスター類だけでなく、油彩画も見ることができる企画展。「あなたが知らない本当のミュシャ」というコピーだったけど、華やかなフランス・パリでのポスター類と、ハプスブルグ帝国の支配に苦しむチェコ・プラハでのスラブ民族の誇りに目覚めた油彩画、という対比はすでに見たことがあるような……記憶を辿ってみたら2005年都美でのミュシャ展だった。どっちの方が良いというのは特に無いけど(それぞれ良い)、ミュシャって人気あるんだなあと改めて思った。

パリでのポスター類は展示場所が少し狭いのと人が多いのとでごちゃごちゃした印象だったけど、それはむしろ実際にポスターとして貼られていた頃に近い雰囲気になってるかも。ビール好きとしてはやっぱり「ムーズ川のビール」が良い。華やかで素敵。

油彩画では「花に囲まれた理想郷の二人」が、なんとも妖しい雰囲気で、好き。好きだわ。それと「ヤロスラヴァの肖像」と「」百合の聖母」かな。「スラヴ叙事詩」は今のところ本物はチェコで見るしかないんだけど、とりあえず映像でも全部見ることができたのはよかったです。うーん、プラハ行きたい!そうそう、ステンドグラスの下絵が見れたのもよかったな。

ポストカードはほとんど全部?ってぐらい種類が多くて嬉しかったけど、展示リストが無いのが残念。

>>> ミュシャ財団秘蔵 ミュシャ展
>>> 森アーツセンターギャラリー - アート 六本木ヒルズ - Roppongi Hills

>>> 当ブログ内 「チェコめぐり : ミュシャのステンドグラス(プラハ城、聖ヴィート大聖堂)」
>>> 当ブログ内 「チェコめぐり : ミュシャのお墓(ヴィシェフラド)」
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by marinji | 2013-05-01 23:24 | 美術展・博物展のはなし  

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